2026年6月1日、学校法人清明学園 清明学園中学校にて、金融経済教育の特別授業を実施しました。
今回は第4回目の授業として、「株式投資について」をテーマに、株式の仕組みや株価の動き、企業を応援するという投資の考え方について学びました。
第4回授業では“株式”を身近な視点から学ぶ機会に
これまでの授業では、お金の役割や使い方など、金融経済の基礎について段階的に学んできました。
第4回となる今回は、その学びをさらに発展させ、「株式とは何か」「会社とお金はどのようにつながっているのか」といった、より社会との接点を感じられる内容に取り組みました。
授業では、株式とは会社が事業を広げるために資金を集める手段の一つであり、株式を買った人はその会社の株主として、いわば“オーナーの一人”になることが説明されました。
身近な企業を例に考えることで、生徒たちにとっても株式がぐっと身近なものとして感じられる導入となりました。
株式投資は“会社を応援すること”でもある
授業の中では、株式投資を単なるお金の増減として捉えるのではなく、企業の成長を応援する行為として考える視点で紹介しました。
会社が成長すれば、株価の上昇や利益の還元といった形で株主にメリットが生まれる一方で、事業がうまくいかなければ価値が下がる可能性もあるため、リターンとリスクの両方を理解することの大切さも学びました。
「どんな会社を応援したいか」という問いかけを通じて、生徒たちは投資をより主体的に捉え、自分の価値観や社会との関わり方を考えるきっかけを得ていました。
体験型ゲームを通して、ニュースと株価のつながりを実感
授業の後半では、株式投資をテーマにした体験型ゲームを実施しました。
生徒たちはニュースや社会の出来事が企業にどのような影響を与え、それが株価の変化につながっていくのかを、シミュレーション形式で考えながら学びました。
実際の株式市場でも、企業にとっての好材料や悪材料によって、「買いたい人が増えるのか」「売りたい人が増えるのか」が変化し、その結果として株価が動いていきます。
今回の授業では、こうした仕組みをゲームを通じて体感することで、社会のニュースと経済の結びつきを実感できる時間となりました。
株価の仕組みを学び、経済の見方を広げる
授業ではさらに、株価が毎分毎秒変動していることや、その背景には需要と供給のバランスがあることも学びました。
また、株の売り注文・買い注文の状況が一覧で見える「板」の考え方にも触れ、価格がどのように決まっていくのかを視覚的に理解する内容も盛り込まれていました。
こうした学びを通じて、生徒たちは株式を単なる専門的な金融商品としてではなく、会社の活動、社会の出来事、人々の期待や不安が反映される仕組みとして捉えることができるようになりました。
将来の社会参加につながる金融経済教育へ
今回の授業は、株式の知識を学ぶだけでなく、社会の動きに関心を持ち、企業や経済を自分なりの視点で見ていく第一歩となりました。
金融経済教育は、お金を増やす技術だけでなく、社会の仕組みを理解し、自分の将来と結びつけて考える力を育む学びでもあります。
第4回の授業を通して、生徒たちは「会社を応援するとはどういうことか」「情報をもとに考えて判断するとはどういうことか」を体験的に学び、これからの時代を生きるうえで大切な視点を深めることができました。
次回は、会社経営を体験しながら学ぶ実践的なプログラム実施を予定しております。